2年半も放置していました・・・
2年半も放置していたら,アクセスも20万件を超えていた・・・
この2年半の間にいろいろあり,現場から離れてしまったが,心の中にある『理科魂』は失われず,逆に強いものとなった。
公式なネタは公開できないが,非公式ネタを公開していく予定なので,よろしくお願いします。
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CeMIの宇井忠英先生の紹介で伊達市主催の『伊達市有珠山現地勉強会』に参加してきた。
防災教育を始めてからずっと宇井先生と有珠山に登りたいと思っていたが,なかなかタイミングが合わず,今年ようやく実現した。
有珠山ロープウェイで有珠山に登る。
今日は,10月とは思えないくらい気温も高く,快晴。
火山防災の師匠,宇井忠英先生。
先生の話は,いつも力強い説得力がある。
一般参加者である伊達市民の素朴な質問にもわかりやすく答えていた。
山頂駅からは,洞爺湖や昭和新山などがはっきりと見えた。
周辺の地形も火砕流の影響を受けてできた。
展望台から手前の山が大有珠。外輪山がはっきりと確認できる。
600段の階段を下る途中,1663年の噴出物の断面が見えた。
階段を下り終えて振り返ると,600段の階段がいかに急だったのかがわかる。
外輪山の上を歩いて行くと,溶岩ドームが大集合。
左から小有珠,有珠新山,大有珠。
有珠山は7000年前まで富士山のようなきれいな成層火山だった。
それが海側に大きく崩れ,岩屑なだれとなって流れ山という凸凹を形成した。
その時にできた地形が今も伊達市と旧虻田町との間に残っている。
岩雪なだれは噴火湾まで流れ,海底に岩礁を作った。
それが今の豊かな漁場となっているのだ。
銀沼火口。1977-1978年の噴火でできた巨大な火口。
底が深くてよく見えなかった。
そして,いよいよ立入禁止地域へ。今回のように,行政の許可を得て専門家の立会のもと,ヘルメットを装着した者だけが入ることができる。
小有珠の麓へ。
木の根が地熱で炭化し,穴が開いてる場所があり,蒸気が出ていた。
小有珠周辺は,大きな溶岩が多く,成層火山時代の噴出物が多かった。
火山灰が熱で化学反応して粘土状になったものを発見。
青・赤・黄に美しく変色していた。
有珠山周辺をほぼ1周してゴール地点へ。
最後に中島を眺める。中島も溶岩ドームなのだ。
湖底には,他にも数個の溶岩ドームが隠れている。
今までは,火山=災害=マイナスというイメージばかりだったが,この地域では『変動する大地との共生』を目指してプラスな部分である恩恵を受けながら火山と密着して生活している様子が伝わった。
自治体が専門家と連携し,積極的に防災活動を行ない,対策や啓発活動などもかなり力を入れて取り組んでいる。
2000年の噴火で犠牲者ゼロというのも納得できた。
樽前山は溶岩ドームが1つだけだが,有珠山にはたくさんの溶岩ドームが広い範囲にあり,スケールの大きさには圧倒された。
今後の火山防災教育の参考になる貴重な機会だった。
私のような外様を快く受け入れてくださった伊達市防災担当の方と宇井先生に感謝したい。
2005・2006・2007年度…札幌市博物館活動センター
2008年度…札幌ファクトリー
2010年度…室蘭市青少年科学館
と毎回欠かさずお手伝いしてきたジオ・フェスティバル。
今年は洞爺と釧路の2ヶ所で開催されることになり,今日はジオ・フェスティバル in Toyaのお手伝いをしてきた。
会場の洞爺湖ビジターセンター。
2000年の有珠山噴火で被災した旧洞爺湖温泉小学校跡地に建設された環境省の施設。
ほとんどの子が地元の洞爺湖町や伊達市から来ていたが,遠く札幌からの来場者もいた。
2000年の有珠山噴火を知らない子どもたちに地学分野の知識を伝える貴重な場であった。
今回も旅費なし&昼食(おにぎり1個・お茶1缶・シュークリーム1個)のみだった。
純粋なボランティア精神で集った仲間との交流も楽しい時間であった。
次は12月10日(土)の釧路大会だ。
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◆ジオ・フェスティバルとは…
北海道の将来を担う子供達の地球科学や北海道の自然に対する興味関心を高めるとともに、自然現象を「どのようにみるか、どのように考えるか」という子供達の科学する姿勢を育成することをねらいとしています。
地質・気象・天文・環境・防災など、地球科学に関連した実験や展示、講演を通じて自然の不思議やメカニズムを学ぶとともに、身近な問題である環境問題・自然災害・防災にも目を向け、子供達や一般市民が地球科学に興味関心を持つとともに、北海道の自然をもっと好きになって欲しいとの願いを込め、教員・民間・行政等が一体となり、実施しています。
◇主催:ジオ・フェスティバル in Toya 実行委員会
◇共催:日本ジオパーク洞爺湖有珠山大会実行委員会・日本ジオパークネットワーク
◇協力:北海道高等学校理科研究会地学部会・洞爺湖有珠火山マイスターネットワーク・NPO法人有珠火山の会
◆日時:10月1日(土)10:00~14:00
◆会場:洞爺湖ビジターセンター
◆参加費:無料
◆ジオ・実験屋台(10:00~14:00):地球科学に関係する観察・実験の体験ブース
◆ジオパークキッズ探検隊(10:30~14:00):ジオサイトを見学したり、ジオ・実験屋台で地球のことを学びながら、ジオパーククイズに挑戦します(日本ジオパークネットワークの主催)
今日も,北海道立教育研究所 附属理科教育センターで夏季特別研修講座。
テーマは『実験室で扱う薬品の性質と取扱い』。
講師は,いつもお世話になっている近藤主査と三木主事の最強コンビ。
薬品の性質や管理方法についての説明後,実際に危険性のある薬品の性質を確かめる実験を行った。
今回,紹介していただいたのは,実際に事故となった事例。
マグネシウムを消火させようと水をかけると,逆に炎が大きくなってしまう事例。 水をかけると水素が発生し,炎が大きくなる。
砂などをかけて酸素を断つ窒息消火が有効。
ナトリウムを安全に水と反応させる方法。 シャーレ・ビーカー・濾紙を使って安全に実験していた。
ナトリウムの大きさは小豆くらいのごく少量で,それ以上は危険。
発生した煙は酸化ナトリウムで鼻や口から吸い込むと,水分に溶け込んで水酸化ナトリウムとなり,粘膜を溶かす。
ジエチルエーテルの引火実験。
ジエチルエーテルの引火点は-45℃,燃焼範囲は1.9~48%
ガソリンの引火点は-40℃以下,燃焼範囲は1.4~7.6%
と非常に似た性質を持つ。
つまり,両者は-40℃という低温でも気化し,空気中にたった2%程度含まれるだけで引火するのだ。
寒い北海道で-30℃近くに気温が下がっても,自動車のエンジンが始動するのはガソリンの引火性の高さのお陰だ。
一方,灯油の引火点は40~60℃,燃焼範囲は1.1~6.0%。
ストーブの燃料やキャンプの着火剤がないからと言って,ガソリンを使用すると上の実験動画のように一瞬にして引火し,とんでもない事故につながる。
今回の研修では,子どもたちに実験を行わせる時,我々教員に大きな責任があることを改めて実感した。
最近,「前にやったことがある実験だから・・・」と気が緩んで,実験慣れしていた自分を戒めてくれた講師の先生に感謝したい。
夏休み明けからは気を引き締め,用意周到に実験を行いたい。
北海道立教育研究所 附属理科教育センターで夏季特別研修講座。
テーマは『デジタル地球儀ダジック・アースを用いた教材開発』。
ダジック・アースとは,地球や惑星を立体的に表示するプロジェクト。
専用ソフトを使って,立体半球にプロジェクターで投影する。
台風の動きを全球規模で立体的に見ることができるコンテンツ。
5年生の理科『台風接近』で活用できる。
過去の台風の発生場所を見ることができるコンテンツ。
赤道付近の南北で発生するが,赤道直下では決して発生していない。
これは,コリオリの力(向転力)の影響らしい。
お土産にソフトとコンテンツが満載のDVDをいただいた。
夏休み明けに早速,授業で活用したいと思う。
ダジック・アースについての詳細はダジック・アースの公式HPで。
今日は,私が役員を務める研究会の研修会。
今回は私の企画・運営・・・。
札幌管区気象台で,天気や地震について学んできた。
まずは天気予報や緊急地震速報ができるまでをお話ししていただいた。
そして,施設の見学。
この日の未明に浦河沖で発生した震度4の地震波形を処理していた。
今回,一番驚いたのがゾンデ。
毎日8時30分と20時30分の2回,観測機器を装着したゴム気球をここから飛ばしているのだ。
上空の気温・湿度・気圧を測定し,天気予報の参考にしている。
しかも,その多くが未回収。
ほとんどが日高山脈や太平洋に落下するので影響はないそうだが,「風向によっては紋別や北広島などで発見され,連絡が来ることがある」と言っていた。
1年間に365×2=730個のゾンデがどこかに落下してるなんて,信じられない・・・
アメダスの風向計。
回転が非常に滑らかで驚いたのだが,風速を測定する羽根と風向を測定する回転部分は,抵抗にならないように光を使って測定しているそうだ。
雨量計。
直径20cmの容器の中に,雨がどのくらい入るのかで測定している。
一定量の水がたまると,シーソーのようにパタンと傾き,その回数で雨量が測定される。
普段,なかなか入ることができない施設を見学することができ,大変有意義な時間となった。
お忙しい中,親切に対応してくださった札幌管区気象台の方々に感謝したい。
2年前に,グラウンドへ通じる玄関の下駄箱にハクセキレイが巣を作った。《記事》
今年も同じ場所に巣を作った。
場所は,一番上の段に左から2番目の長靴の奥…
なぜ,こんな所に…と思うのだが,3方向を壁に囲まれ,下駄箱もある程度の高さがあって安全なのだろう。
親鳥が一生懸命に巣を守っていた。
親鳥がいない隙に少しだけ巣の中を撮影すると…
素早く一度だけカメラを入れたのでよく見えないが,右側には卵の殻が割れたような白い物体があり,左側には毛が少し生えた肌色の物体が確認できた。
左側の物体は,恐らく生まれたての雛だろう。
今年も成長をこっそりと見守りたい。
福袋マニアの学校長が開催した新年ビンゴ大会でGETした食料保存用の減圧式(真空)フードセーバー。
最初から食品に使うことは考えず,実験用に選んだ。
レバーを引くことで中の空気が排出され,食品のカビ・腐敗・酸化を防ぐらしい。
鳥の羽毛を入れ,減圧前と後で落ちる速さを観察させ,空気が粒子であることも確認できた。
今回は,マシュマロで作った人形(マシュマロマン)を入れて減圧してみた。
減圧していくと,マシュマロマンがどんどん膨らみ,最終的には2倍くらいの大きさなっていく。
最後にボタンを押して容器内に空気を戻すと,最初の状態よりも少しマシュマロがほんの少し小さくなっていた。
これは,減圧時にマシュマロ内の空気も吸い出されるためだろう。
真空に近い状態を簡単に作り出せる便利な装置として,今後も活用しようと思う。
現在自宅で使用しているノートパソコンは,VAIO E(14型ワイド)。
ソニーストアで一番安いモデルを購入したため,Celeron P4500というデュアルコアCPUを載せている。
普段,ネットやメールだけならば,そんなにパワー不足を感じることはないが,Core i5-430Mを安く入手できたので交換してみた。
①裏側のネジをすべて外す。DVDドライブやハードディスクなども外し,最後にカバーを外す。
ネジの数が多く,大変だった。
②銅製のヒートシンクがあるので,4本のネジを外す。
③ヒートシンクとファンが一体化しているので,ファン部分のネジも外すとCPUが見える。
④これがCeleron P4500。マイナスドライバーで固定ネジを90度回転させてCPUを取り外す。
⑤新しいCPUを取り付け,あとは逆の手順で戻す。
パソコンを起動させると,特に何もしなくてもCore i5-430Mと認識された。
体感速度もアップし,快適になった。
次は2GBのメモリを4GBにアップさせる予定。
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